[メイン2] 杉浦綾乃 : あ……あ……あなたなんてことを……!?

[メイン2] 入巣京子 : ……

[メイン2] 入巣京子 : ……そう、気付いてしまったの

[メイン2] 杉浦綾乃 : は、はぐらかさないでほしいわっ!

[メイン2] 入巣京子 : 理由なんてただ一つ

[メイン2] 入巣京子 : 彼女が五月蠅いから

[メイン2] 杉浦綾乃 : ギリッ……!!

[メイン2] 杉浦綾乃 : あなたね………!!

[メイン2] ロー子 : ………何してるのかしら

[メイン2] 杉浦綾乃 :

[メイン2] 杉浦綾乃 : (ロー子さんにこのことを話すべきなのかしら……!?)

[メイン2] ロー子 : …予想はついているわ。挙動不審だったもの

[メイン2] 杉浦綾乃 : …………!

[メイン2] 入巣京子 : ……

[メイン2] 入巣京子 : けれど、反って逆効果だったわ

[メイン2] 杉浦綾乃 : あ、あなた……あなたって人は……!!

[メイン2] 杉浦綾乃 : そんな人だとは思わなかったわ………!!

[メイン2] ロー子 : ……

[メイン2] GM : では、綾乃を鈍器が襲った。

[メイン2] ロー子 : …!

[メイン2] 杉浦綾乃 : ぐっ……!?

[メイン2] 入巣京子 : あなたまでうるさくなるなんて、本当に私の計画は杜撰だったのね

[メイン2] ロー子 : ………

[メイン2] 杉浦綾乃 : い、いりす……さん……!な、なんて……こと、を……!

[メイン2] 杉浦綾乃 : (頭部から流れ出る血を手で抑えながらいりすをキッと睨みつける)

[メイン2] ロー子 : …入巣屋さん。

[メイン2] 入巣京子 : ccb<=80 ブラックジャック (1D100<=80) > 10 > スペシャル

[メイン2] 杉浦綾乃 :

[メイン2] 入巣京子 : きりりと睨む杉浦の頭にもう一度その鈍器を振るう

[メイン2] 入巣京子 : ……黙って

[メイン2] 杉浦綾乃 : あがっ…………

[メイン2] ロー子 : ……

[メイン2] 入巣京子 : 本当に、衝動で動くと何も良い結果になりやしない

[メイン2] ロー子 : ……静かにするなら、治療させてもらってもいいかしら。入巣屋さん

[メイン2] ヒマリ : えっ…何ここは

[メイン2] 杉浦綾乃 : (意識を失い倒れる 頭部から流れ出る血が床を濡らしていく)

[メイン2] 入巣京子 : ……あなたの言う治療、きっと私の狂気を?

[メイン2] ヒマリ : なんで…?

[メイン2] 入巣京子 : 何をまさか、私はいたって冷静よ

[メイン2] ロー子 : いえ。単純にそこで倒れている彼女の

[メイン2] GM : では、ここでヒマリは目星をどうぞ

[メイン2] ロー子 : ……あなたがやったことの是非を、咎めるつもりはないわ。
…それに、あなたが狂っているとは思わない

[メイン2] ロー子 : 私とあなたの考え方は、似ているもの

[メイン2] ヒマリ : ccb<=25 目星 (1D100<=25) > 92 > 失敗

[メイン2] 入巣京子 : 私の見ている前でなら許すわ

[メイン2] GM : では、他の3人も目星をどうぞ

[メイン2] ロー子 : CCB<=80 オペオペ (1D100<=80) > 76 > 成功

[メイン2] 入巣京子 : 何か不審な動きをしたのならばあなたも静かになってもらう

[メイン2] 入巣京子 : ccb<=75 アイデア (1D100<=75) > 61 > 成功

[メイン2] ロー子 : …まさか。無益な争いをするつもりはないわ

[メイン2] ロー子 : CCB<=80 見聞色 (1D100<=80) > 67 > 成功

[メイン2] 入巣京子 : そう、賢いのね。ロー子さんは

[メイン2] GM : ロー子が綾乃を治療しているときだった。

[メイン2] ヒマリ : …なんで綾乃さんが倒れてるんですかね…?

[メイン2] GM : 京子とロー子は『噛み跡』があることを見つけてしまう。

[メイン2] ロー子 : それに、騒ぎを起こすのはあなたにとっても損でしょう。
私はあなたと同じくらいは冷静だと思っているわ

[メイン2] ロー子 : …どこに?GM屋さん

[メイン2] GM : ヒマリと綾乃は幸運をどうぞ

[メイン2] 杉浦綾乃 : ccb<=85 幸運 (1D100<=85) > 31 > 成功

[メイン2] ヒマリ : ccb<=45 (1D100<=45) > 74 > 失敗

[メイン2] GM : では、ヒマリに…だ。

[メイン2] ロー子 : ……。

[メイン2] ヒマリ : あー…なるほど

[メイン2] 入巣京子 : ……

[メイン2] ヒマリ : ……ちょうど良いですね

[メイン2] ロー子 : …悪いわね。治せるなら最初からやっているわ

[メイン2] 入巣京子 : ……ヒマリさん

[メイン2] ロー子 : …噛まれてすぐなら、肉を抉るなり…できたのだけれど

[メイン2] ヒマリ : いえ…どうせもうここにはいられないので
むしろ早くてよかった

[メイン2] 入巣京子 : ……私も連れて行って

[メイン2] GM : 綾乃は応急手当によって気絶から回復する。

[メイン2] 杉浦綾乃 : ……ロー、子……さん……?

[メイン2] 入巣京子 : 私ももうこの場には居られないわ。薬だってもう残っていない

[メイン2] ヒマリ : 若狭さんには私を恨んでもらうようにしたので…
皆も私を悪党として追放してください

[メイン2] 入巣京子 : ……私はただ、静かな場であの人のノートを愛でたいだけなのに

[メイン2] 杉浦綾乃 : ……!?…な、何を、言ってるのヒマリさん……!?

[メイン2] 杉浦綾乃 : もうっ、何が、なんだか……分からないわ………!

[メイン2] ヒマリ : 一緒に…ですか

[メイン2] ロー子 : …騒がないで

[メイン2] 杉浦綾乃 : っ………!で、でも………!

[メイン2] ヒマリ : どうせ…イリスも死ぬなら…いいかもしれませんね

[メイン2] 入巣京子 : ふふっ

[メイン2] ロー子 : (…杉浦綾乃の首にナイフを突きつける。)

[メイン2] 杉浦綾乃 : ひっ……………!?

[メイン2] 入巣京子 : 無益な争いはしないんじゃなかったかしら

[メイン2] ヒマリ : 正直、一人は心細かったので…って
何ですか

[メイン2] ロー子 : …せっかく助けたのに、また騒がれると面倒だわ。
刺すつもりはないから…助けると思って頂戴

[メイン2] ロー子 : …いいわね?

[メイン2] 入巣京子 : ……そういうこと

[メイン2] 杉浦綾乃 : …………(混乱し、涙目ながらも首を小さく必死に縦に振る)

[メイン2] ロー子 : …いい子

[メイン2] ロー子 : (…ナイフを下ろす。)

[メイン2] ヒマリ : はあーーー…
とにかく、若狭さんにお願いします
「裏切り者のヒマリはイリスを攫って逃げ出しました」と

[メイン2] 入巣京子 : ふふ、良い筋書きね

[メイン2] 杉浦綾乃 : (みんな、一緒にここまで生き残って来た仲間だと思ってたのに……なんで……どうしてこんなことに……?私、誰を信じたら、いいの………?)

[メイン2] ヒマリ : こうなる前は、物語が好きだったんです
邪魔なので捨ててしまいましたが

[メイン2] GM : 何やら、若狭と弓走がいた場所がやや騒がしい。彼女たちに動きがありそうだ。

[メイン2] 入巣京子 : 私は……
一冊のぼろのノートを抱く

[メイン2] ヒマリ : おっと、そろそろ行きますか

[メイン2] ロー子 : ………(溜息)

[メイン2] ロー子 : …面倒な役を押し付けられたわね

[メイン2] 入巣京子 : ええ、では短かったけれどさようなら

[メイン2] ヒマリ : 苦労を掛けますが
あなたたちが生きてくれることが私の最後の希望…ですから

[メイン2] 入巣京子 : 私達の行く先はもっと静かならいいのだけれど

[メイン2] ロー子 : ……戯言だわ

[メイン2] 杉浦綾乃 : (震えながら……拳を握りしめながら 去っていく二人をただ見ているだけであった)

[メイン2] ロー子 : …結局は、自分が生き延びなければ…世界に意味なんてないのに。

[メイン2] GM : こうして、ヒマリと京子はメイン3へと移動するのであった。

[メイン2] ロー子 : ……さて。とんだ貧乏籤だわ

[メイン2] 杉浦綾乃 : ……………………

[メイン2] ロー子 : …喋っていいわよ

[メイン2] 杉浦綾乃 : ……それ以上、近づかないで

[メイン2] GM : では、ロー子と綾乃はメイン1へ戻れ

[メイン2] ロー子 : ……。

[メイン2] GM :  

[メイン2] 杉浦綾乃 : …………こんなもの……こんなもので

[メイン2] ロー子 : ……

[メイン2] GM : 残されたロー子と綾乃。

[メイン2] 杉浦綾乃 : (地面に叩きつける)

[メイン2] 杉浦綾乃 : うんざりよ もう信頼とか……今更………!

[メイン2] ロー子 : …とんだ癇癪持ちを預かったものだわ

[メイン2] ロー子 : …あなたも、入巣屋さんも。

[メイン2] 杉浦綾乃 : 意味が分からないわ

[メイン2] 杉浦綾乃 : だってそうでしょ

[メイン2] 杉浦綾乃 : 私達今まで助け合ってきたのに

[メイン2] 杉浦綾乃 : ………どうしてこんなことになるのよ

[メイン2] ロー子 : ……

[メイン2] 杉浦綾乃 : ………もういいわ

[メイン2] 杉浦綾乃 : 私は一人で行く

[メイン2] ロー子 : …はぁ

[メイン2] ロー子 : CCB<=80 オペオペ (1D100<=80) > 60 > 成功

[メイン2] ロー子 : …足を。奪わせてもらうわ

[メイン2] 杉浦綾乃 : っ………!?

[メイン2] 杉浦綾乃 : ………私は!!!

[メイン2] 杉浦綾乃 : あなたの考えていることが分からないわ!!!!!!

[メイン2] ロー子 : …いい加減、大人になりなさい

[メイン2] ロー子 : …私は、全体にとっての次善策を…出来る限り選んでいるだけ。

[メイン2] ロー子 : …それとも。私が、感情のない人形だとでも思っているのかしら?

[メイン2] ロー子 : 今騒いでどうなるの?

[メイン2] 杉浦綾乃 : っ……………!!

[メイン2] ロー子 : …今、あなたを一人にするのは…みすみすあなたを死地に送り込んでいるようなものよ。

[メイン2] ロー子 : …それとも、死にたいの?

[メイン2] GM : ロー子は、綾乃を想っていた。

[メイン2] 杉浦綾乃 : だから……だからあなたの考えていることが分からないのよ………!

[メイン2] ロー子 : ……。

[メイン2] ロー子 : …そもそも、人の感情を自分の考えで当てはめようとすることが…傲慢よ

[メイン2] 杉浦綾乃 : 最善を選んでる?私がうるさい?なら私のことは放っておいてよ……!

[メイン2] ロー子 : …ただ。

[メイン2] 杉浦綾乃 : …………!

[メイン2] ロー子 : …これ以上、犠牲は…増やしたくない。それだけ

[メイン2] ロー子 : …私も、医者だもの。

[メイン2] ロー子 : (…無言で、少し俯く)

[メイン2] 杉浦綾乃 : ……言葉でなら、なんとでも言えるわ

[メイン2] ロー子 : ……

[メイン2] 杉浦綾乃 : ………お願いよ……放っておいてよ

[メイン2] 杉浦綾乃 : もう見たくないの………正しいことが分からないの

[メイン2] ロー子 : …………

[メイン2] ロー子 : …わかったわ

[メイン2] ロー子 : …それなら。

[メイン2] : そう言うと、ロー子はオペのナイフを綾乃の方に蹴り、地面を這わせる。

[メイン2] 杉浦綾乃 : ………!

[メイン2] ロー子 : 私を。殺しなさい

[メイン2] 杉浦綾乃 : !?

[メイン2] 杉浦綾乃 : どういう、つもりよ………!?

[メイン2] 杉浦綾乃 : 分からない!

[メイン2] 杉浦綾乃 : 分からない分からない分からない分からない分からない!

[メイン2] ロー子 : …私は、あなたのことを行かせたくないわ。

[メイン2] ロー子 : …それでも、行くというのなら。殺しなさい

[メイン2] ロー子 : …私が死ねば、オペオペは解除されて…足は戻るわ

[メイン2] 杉浦綾乃 : っ…………!!!(ナイフを握り締め ロー子を睨みつける)

[メイン2] 杉浦綾乃 : はぁ………!はぁ………!はぁ………!はぁ…………!

[メイン2] ロー子 : ……(無言で綾乃を見つめる)

[メイン2] 杉浦綾乃 : なに、よ……その、目……………!

[メイン2] 杉浦綾乃 : (じわりと、涙が決壊する)

[メイン2] 杉浦綾乃 : それも………いやよ………!!!!

[メイン2] 杉浦綾乃 : (ナイフを投げ捨てる)

[メイン2] ロー子 : ……。

[メイン2] 杉浦綾乃 : もう……!!もう……!!!もう!!!もう!!!!

[メイン2] ロー子 : …一人で行くと言うのなら…これから、あなたには…数多くの決断が迫られるわ。

[メイン2] ロー子 : …中には、人を殺めなければならない…そんな決断も。

[メイン2] ロー子 : …でも。

[メイン2] ロー子 : ……あなたがこちら側にまだ残っていてくれて。本当に、よかったわ

[メイン2] ロー子 : (…そう、寂しそうに微笑みかける。)

[メイン2] 杉浦綾乃 : っ…………!!!

[メイン2] 杉浦綾乃 : (ボロボロと涙が零れる)

[メイン2] 杉浦綾乃 : ………ロー子……!!(震える声で呼ぶ)

[メイン2] 杉浦綾乃 : じゃあ約束しなさい……!!

[メイン2] 杉浦綾乃 : あなただけは………あなただけは!!絶対に裏切らないで………!!!

[メイン2] ロー子 : ……(ふふ、という笑顔で…返事に代える。)

[メイン2] ロー子 : (…そして、綾乃を…優しく抱く。)

[メイン2] ロー子 : ……疲れたでしょ。ゆっくり…休むといいわ

[メイン2] 杉浦綾乃 : 綾乃もまたロー子を力強く抱き締める
泣きじゃくる子どものように、涙で濡れた顔を見せないように胸に顔を押し付けながら
声を上げて泣き続けた

[メイン2] ロー子 : …ふふ…やっぱり、子供ね。…でも。

[メイン2] ロー子 : …子供の成長というものは…早いものね。
…さっきまでとは…見違えるほど、だわ

[メイン2] 杉浦綾乃 : 抱き締めている腕から震えが感じる
それは今まで溜め込んでいた綾乃の恐怖が内面から溢れ出すかのように
ロー子の暖かさに包まれながら……

[メイン2] 杉浦綾乃 : 「うわぁあああああああああん………!!!」
ロー子に体を、身の安全を全て委ねていた

[メイン2] 杉浦綾乃 : ロー子……!!ロー子ロー子ロー子ロー子ロー子………!!!

[メイン2] ロー子 : ……その震えを、ロー子の腕が…優しく丁寧に包み込む。
…ロー子もまた、自身に秘めていた内なる不安…恐怖を、
綾乃に重ね…安心したかったのかもしれない。

[メイン2] 杉浦綾乃 : この廃れた世界で二人は共に温もりを噛みしめていた……
孤独ではない、幸せな時を刻んでいた

[メイン2] 杉浦綾乃 : 「ロー、子…………」
そして 泣き疲れたのか胸の中で眠りにつく綾乃
その表情はとても安らかなものであった

[メイン2] ロー子 : …曇天の、身が凍えるような空の下で。
その場所だけは…あたたかく、灯っていた。

[メイン2] ロー子 : 「…………」
…そっと、綾乃に上着をかぶせる。

[メイン2] ロー子 : …そして、ぼんやりと、待ち続ける——皆の帰りを。

[メイン2] ロー子 :

[メイン2] 弓走 楓 : …ただいま、でいいだろうか

[メイン2] 若狭悠里 : ロー子ちゃん、綾乃ちゃん、ただいま

[メイン2] ロー子 : …おかえり。無事…かどうかはわからないけど、良かったわ

[メイン2] 弓走 楓 : 矢…返してもらえないだろうか

[メイン2] 杉浦綾乃 : ……すぅ……すぅ……

[メイン2] 弓走 楓 : 私の勝手な約束だが…彼女への信頼だ

[メイン2] ロー子 : ……もう少しだけ、このままゆっくりさせてあげて…いいかしら

[メイン2] 弓走 楓 : …いや、止しておこう。 ココで休ませておいた方がいい

[メイン2] 若狭悠里 : …わかった

[メイン2] 弓走 楓 : …一応、ロー子。りーさん。私の矢をそれぞれ渡しておく

[メイン2] 弓走 楓 : 信頼できる仲間には渡しているんだ…こうやって

[メイン2] ロー子 : …あら。信頼してくれるの?

[メイン2] 若狭悠里 : ありがとう…大事にするね

[メイン2] 弓走 楓 : 当然。いい診療だったようだな

[メイン2] ロー子 : ……まあ。そう言われて、悪い気はしないわね

[メイン2] 弓走 楓 : …まぁ、るーちゃんの形見だと思って大事にしてくれ、りーさん

[メイン2] ロー子 : ……

[メイン2] ロー子 : ……多くは聞かないわ。けじめを…つけてきたのでしょう?

[メイン2] 弓走 楓 : …心療内科でも始めているのか?すごいな

[メイン2] 弓走 楓 : …正直、手がかりはなくはないのだ

[メイン2] ロー子 : …手がかり?

[メイン2] 弓走 楓 : 先輩、上司がゾンビの案件を前解決したことがあってな

[メイン2] 弓走 楓 : 検体やサンプル、参考例は沢山あるのだ

[メイン2] ロー子 : ……ふぅん。

[メイン2] 弓走 楓 : …まぁ、確か日本国の中枢に放置されているが。見つけたらよろしく頼む

[メイン2] ロー子 : ……何言ってるの?

[メイン2] ロー子 : …見つけるときは、一緒…でしょう?

[メイン2] 弓走 楓 : …少々、私にも込み入った事情があってな…

[メイン2] ロー子 : ………

[メイン2] 弓走 楓 : 上司はその時感染していなかったし、今回も希望がある
久々に会ってどやされたくないのだ

[メイン2] 弓走 楓 : しかしそうなれば…治っていない以上検体がある日本中枢も恐らく動けていないはずだ

[メイン2] 弓走 楓 : まぁそのなんだ…そこのゾンビをちょいと射ってくる

[メイン2] 弓走 楓 : …誰かついてくるか?

[メイン2] ロー子 : …これ以上。私に手のかかる子を預けるつもりじゃないでしょうね?

[メイン2] 弓走 楓 : まぁ、そうだな…来るか?りーさん

[メイン2] 若狭悠里 : そうだね…

[メイン2] 若狭悠里 : わたしも行こうかな

[メイン2] ロー子 : …まあ、一人くらいならキャパがないわけでもないけど。

[メイン2] 弓走 楓 : じゃあ私は守るためにちょっと頑張ろうか

[メイン2] 若狭悠里 : 楓ちゃんのことも心配だから

[メイン2] ロー子 : …そう。よかった

[メイン2] ロー子 : ……じゃ、はい。

[メイン2] ロー子 : (鞄を開き…一本のメスを渡す。)

[メイン2] 弓走 楓 : …そうか これがあなたの信頼か

[メイン2] ロー子 : …ふふ。お見通しね

[メイン2] 弓走 楓 : …まぁ、刀や矢には縁深いのでな

[メイン2] ロー子 : …生きてまた会えることを、願ってるわ。…逆に不謹慎かしら?

[メイン2] 弓走 楓 : ああ…生きてきっと会えるさ。1人の忍と。

[メイン2] 若狭悠里 : また会おうね、ロー子ちゃん

[メイン2] ロー子 : …ええ。

[メイン2] 若狭悠里 : 綾乃ちゃんにもよろしく伝えておいてね

[メイン2] ロー子 : …もちろん。…すっかり、言伝役ね…私

[メイン2] 弓走 楓 : また会おうか…ロー子、みんな、綾乃…(悠理)

[メイン2] GM : では、楓と悠里はメイン3へ移動しろ

[メイン2] 杉浦綾乃 : …………んん……ロー、子……

[メイン2] ロー子 : ……ふふ。ちゃんといるわよ(身体を優しく撫でる)

[メイン2] 杉浦綾乃 : 「……っ……!!」
脳と心を休ませたからか冷静になり、今この状況に赤面する

[メイン2] 杉浦綾乃 : 「は、恥ずかしいところ……見せちゃったわね」
目を合わせまいとキョロキョロと動かす

[メイン2] ロー子 : …ふふふ。

[メイン2] ロー子 : …少し休んだら、また次の拠点を探しましょうか。

[メイン2] 杉浦綾乃 : 「………ごめんなさいロー子、あんなひどいこと言っちゃって……って、何笑ってるのよバカぁ……!」
今度は頬を膨らませぷんすかと怒る

[メイン2] 杉浦綾乃 : ……わ、私はもう大丈夫よ…!

[メイン2] ロー子 : (…その無邪気さに、思わず…自然な笑みが溢れる。)

[メイン2] 杉浦綾乃 : 次の拠点ねっ!いいわ!行きましょう!安息の地を目指してファイトファイトファイファイビーチよ!

[メイン2] ロー子 : ……。

[メイン2] ロー子 : …ありがとう、綾乃屋さん…いえ、綾乃。

[メイン2] 杉浦綾乃 :

[メイン2] 杉浦綾乃 : は、初めて普通に呼んでくれたわね

[メイン2] 杉浦綾乃 : ……

[メイン2] ロー子 : ……あなたを見ていると、なんだか…私が失ったものを取り戻せるような…
そんな、気がするわ

[メイン2] 杉浦綾乃 : ………ロー子……
……私も、よ……

[メイン2] ロー子 : (…くすり。)

[メイン2] 杉浦綾乃 : 触れたロー子の指をさらに絡ませ……手を掴み
自身の胸元へ持っていく

[メイン2] ロー子 : ……!

[メイン2] 杉浦綾乃 : 触れた胸から感じる心臓の脈動……

[メイン2] 杉浦綾乃 : その脈動の意味は………

[メイン2] ロー子 : ……(…しかし、すぐにその意図を理解したように。)

[メイン2] 杉浦綾乃 : 「………好きになっちゃったんだから、責任取りなさいよ」

[メイン2] ロー子 : ……綾乃…

[メイン2] 杉浦綾乃 : 見つめ合い続ける二人

[メイン2] 杉浦綾乃 : そして 綾乃は背伸びをし……

[メイン2] 杉浦綾乃 : 「……………………………」
ロー子の頬に軽くキスをし、綾乃はまた顔を赤らめながら目線を反らす

[メイン2] ロー子 : ……!

[メイン2] ロー子 : (一瞬、不意を突かれたようにはっとした顔になる…が。)

[メイン2] ロー子 : 「……綾乃。」

[メイン2] ロー子 : (…彼女が振り返るのに合わせて、今度は自分から——唇を合わせる。)

[メイン2] ロー子 : 「…………私からも。よろしくお願いします」

[メイン2] 杉浦綾乃 : 「ぁっ………んっ………」
一瞬の嬉しそうな顔の後、目を閉じロー子と唇を重ね続ける……

[メイン2] 杉浦綾乃 : そして惜しむように唇を離し……

[メイン2] 杉浦綾乃 : 「……好きって、言ってよ……ばか」

[メイン2] ロー子 : ……驚いたわ。もしかしたら、あなたの方が——ずっと大人だったのかもね

[メイン2] ロー子 : ——そう言って、いたずらっぽく笑う。

[メイン2] ロー子 : 「…好きよ、綾乃。大好き」

[メイン2] 杉浦綾乃 : 「っ……!……もっと、言って」

[メイン2] 杉浦綾乃 : 「私も、ロー子……好き、好き好き好き、大好き」

[メイン2] ロー子 : ……本当に、純心で——可愛いんだから

[メイン2] ロー子 : 「好き。好き。大好き。愛しています」

[メイン2] 杉浦綾乃 : 「………………幸せ……」
恥ずかしげながらも、嬉しさがにじみ出た表情になり
両手で顔を隠す

[メイン2] 杉浦綾乃 : そして、身をロー子に預ける

[メイン2] ロー子 : ……綾乃を支え、そっと包み込む。

[メイン2] ロー子 : (……本当に、貧乏籤ね。…私たちは、あの子たちの幸せまで…全部背負って、生きていかなければならない)

[メイン2] 杉浦綾乃 : 2人はずっと抱きしめ合い続けた………
芽が出たばかりの幸せを噛みしめながら………